ハリマ化成グループ

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社員インタビュー

ポテンシャルを思い切り発揮できる環境。 社員を大切にする社風のなかで、ダイナミックな挑戦を楽しめる。 海外業務推進グループ 韓 玲 研究開発センター パインケミカル開発室 新規開発課 長岡 栞

※内容はインタビュー当時のものです。

いきなり仕事を任せてもらえるのがハリマ化成。

長岡
新人研修以来だね。東京での仕事にはもう慣れた?
海外のグループ会社とやりとりする部署だけど、今はまだ業務を一つひとつ覚えている途中。「基礎体力づくりの段階」っていうところ。
長岡
海外業務推進グループだから、たとえば外国語力も必要だよね。
グループ会社から送られてくる関連書類の管理がメインで、言語としては英語と中国語。ただ、経理や貿易、現地の法令などに関してある程度の知識がないと進められないから、こうしたことを修得する必要があるんだよね。覚えることはたくさんあるけれど、毎日、「新しさ」に出会えるから楽しい。長岡さんは、研究職だよね?
長岡
そう、「分散」に関する研究が主な業務。ハリマ化成がいままで取り組んできていなかったものの分散に取り組もうとしていて、とてもやりがいを感じている。でも、まだお客様との打ち合わせには行ったことがないんだけど。
私は中国の顧客訪問に同行したよ。この部署へ配属が決まった翌月だったから、「いきなり」という感じ。ミーティングで通訳することが仕事だったのだけれど、製品の話が当然出てくるので、事前の勉強は欠かさなかった。でも、やっぱり行く前はすごく緊張した。そんなとき、上司から「初めてなので、実力以上のことをやろうとしなくていい。勉強のつもりで、小さいことから学ぼう」と優しくアドバイスをいただいた。おかげで気が楽になって、本番ではお客様のことや市場の動きを学びながら円滑に通訳できた。
長岡
私も、同じように「いきなり」っていうことがあったよ。さっき話した「分散」の研究なんだけど、同じチームの先輩は全く知らない内容で技術的には他の部署が専門だった。だから、部署間の垣根を越えて教えてもらう必要があったの。新人の私としては、聞きに行くこと自体、けっこう勇気がいることだった。とはいえ隣の部屋なんだけどね(笑)。でも、今はもう大丈夫。直接教えてもらっている人がいないときでも、同じチームの人だったら誰でも丁寧に教えてもらえる関係を築けた。
その研究では、ロジンは使わないの?
長岡
ロジンも使えると思うから、今は試行錯誤しながら研究をしているところ。そもそもロジンに含まれる成分は松が生息している地域によって異なっていて、その使い道は未知の可能性を秘めている。だから、この研究が具現化すれば他の分野にもつながって、ハリマ化成の成長に役立つと思う。こんな重大な仕事を入社したばかりの新人の私に任せてもらえて驚いたと共に、すごく期待されているんだなと感じた。

ハリマ化成独自の技術を世界に伝えたい。

こう振り返ってみると、二人とも希望どおりの仕事に就けたよね。
長岡
そうだね。私は、大学生の頃から化学の仕事をしたかった。就職活動で関西圏内のいろいろな会社を回ったなかで、石油化学製品のみを扱う他の会社とは違い、ハリマ化成はロジンという枯渇せず持続可能な自然素材を多様な分野で応用していることが分かった。それが、入社の決め手になった。
私はずっと「化学メーカーで海外と関わる仕事をしたい」という希望があって、日本の大学院に留学したのもグローバルに活躍する力を修得するためだった。ハリマ化成のことは就職活動の時に初めて知ったんだけど、海外展開も積極的に行っている化学メーカーということで、ぜひ入社したかった。
長岡
大学院での専攻は化学だったよね。研究職を希望しなかったのは、なぜ?
自分にとっては、研究開発より今の仕事に「やりがいを感じる」と思ったの。研究開発チームが生み出した製品を広く世界に伝える業務にも大きな意味があると考えて。もちろん、大学院で学んだことはバックグランドとして仕事に活かせるから、なんの悩みもなく入社できた。長岡さんは入社するとき、悩みはあった?
長岡
悩みじゃないけど、家族を説得する必要があった。というのも、父親は「神戸の自宅から通えるところに就職してほしい」と思っていたのだけど、神戸から加古川まで通うことを前提にしてハリマ化成に入社するか、他に内定した大阪駅近くの会社にするかの二択。でも、私はハリマ化成の事業内容に強く惹かれていたし、時間を気にせず思う存分仕事に打ち込みたかったので、父親を説得し、単身加古川に住めることになった。

人に対する細かな配慮がうれしい。

長岡
入社してみると、それまで分からなかったことが現実として理解できるよね。たとえば、海外ネットワーク。正式に入社して「ハリマ化成グループの社員は、日本国内で働いている人数が、三分の一で残りは海外拠点」と具体的な状況を聞いたときは、「思ってたよりグローバルやなあ」と感じた(笑)。
社内の雰囲気がいいことも、実際に働いてみてよく分かった。入社前は「堅苦しくて、発言しにくそう」という先入観をもっていたけど、言いたいことは自由に言えるし、分からないことは質問すれば適切に説明してもらえるし。
長岡
上司や先輩にも質問しやすい環境で、いい意味で和気あいあいだし、とてもアットホームな会社だと感じる。
特に、私のように外国人から見た日系企業は「上下の関係が厳しくて、ギシギシしている」というイメージが強いの。でも、ハリマ化成は全くそんなことはなくて、誰もがフランクに接してくれる。同期入社のなかで東京本社に配属になったのは私だけだったので、最初はちょっと緊張していたけど、まったくの杞憂だった。みんなウェルカムな感じだし、優しくいろいろ教えてくれて、新たな環境にすぐ慣れるようになった。同じ部署に中国人の先輩がいるのも、いろいろな面で助かっている。
長岡
思い出してみると「アットホームな会社」という感じは、内定後の面談でも表れていた。あの面談では、仕事のことだけでなく生活面も含めて気になることに対して丁寧に答えてもらえたし、まさに、ハリマ化成の「細部にわたって人材に配慮する姿勢」を象徴する出来事と感じた。
そのへんのことは、新人研修でも感じられた。社会人への意識の切り換え、基本的なマナー、会社と各部署の概要説明、研究開発現場での研修、工場見学と、ラインアップが豊富で楽しかった。特に、開発室を回ったときは実際に手を動かす研修もあって、こんな研修プログラムを準備してもらえるところにも、新人がスムーズに職場に馴染めるような配慮を感じることができた。
長岡
そうだね。私も意識調査で社会人として認識できていない点が浮き彫りになったので、改善することができた。ここに居たら社会人としても開発者としても成長できると思える。父親を説得してハリマを選んだ自分が正解だったと思えてるよ。

韓 玲
海外業務推進グループ

2017年入社。大学院では化学を専攻。海外業務推進グループで、主に海外拠点関連書類の管理業務に従事。

長岡 栞
研究開発センター パインケミカル開発室 新規開発課

2017年入社。大学では物質科学を専攻。入社後、樹脂・化成品開発室、パインケミカル開発室でナノスケールの分散に関する研究に従事。

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